新潟県阿賀町のひとり旅旅行記。
今回訪れたのは、交流会で阿賀町の方とお会いしたことがきっかけ。
これまで聞いたことがなかった場所でしたが、現地の人と交流できてとても楽しい旅行になりました!
スケジュールと費用
1日目
8時 バスタ新宿発
15時 新潟駅着
16時 安田温泉やすらぎ
18時 夜ご飯の買い出し
19時 夜ご飯
〜2時 地元のみんなでおしゃべり&ボードゲーム
2日目
10時 雪かき
11時 朝食
12時 山﨑糀屋
13時 津川温泉
14時 風舟
17時 ラーメンいっとうや
18時 新潟駅発
20時 東京駅着
費用:27,682円
<内訳>
高速バス:4,800円
新幹線:10,890円
飲食費:約7,500円
観光施設入場料:1,900円
お土産代:2,592円
1日目
8時 バスタ新宿

新潟駅で地元の方と待ち合わせの約束をしていたため、東京から新潟駅まで向かいます。
新潟駅まで一番早いのは新幹線です。
しかし、新幹線だと料金が2倍以上に…
そこで、今回は高速バスで行くことにしました。
高速バスだと時間はかかりますが、Wi-Fiが完備されていることも多く、動画を見るなどして快適に移動できますよ!

高速バスは旅費を安くするのに強い味方です!


15時 新潟駅
実はこの日は最強寒波の直後。
そのため、道路が渋滞しており、予定よりも1時間30分遅れて駅に到着。
通行止めでバスが動けないことも想定されたため、目的地まで無事に着いて良かったです。


駅に着いたら、地元の方と合流して駅を案内してもらいました。
おすすめされた「生かんずり入サーモン塩辛」がとっても美味しかったです!
新潟県の伝統香辛料「かんずり」のピリ辛とサーモンのまろやかさがとってもマッチしていて絶品です。



今まで塩辛があまり好きではなかったのですが、これは今までにない味でたくさん食べちゃいました笑
16時 安田温泉やすらぎ
町内の温泉が寒波の影響で全館休館とのことで、隣町の温泉に行きました。
温度がぬるめで長く浸かれる温泉なので、長距離移動の疲れを取る。
また、炭酸成分が多く含まれていて保温効果が高く、出た後もぽっかぽかで町まで移動できました。
18時 夜ご飯の買い出し
夜ご飯は町内の方とご飯を食べることになり、飲食店やスーパーで買い物をしました。
寒波の影響で店を閉めているところも多かったので、飲食店の方には「東京から雪を見に来た変わった人」のような感じでおもしろ人いと笑ってくれましたね笑
どのお店も人柄がでていて、都会のような機械的な接客ではないのがとてもいいなと思いました。




19時〜 夜ご飯


夜ご飯は地元の方が職場の人を集めてくださり、みんなで食べました。
皆さんから、町、名産、仕事、暮らしなど、たくさんのことをお聞きしました。
また、ひとり旅経験者も多く、ひとり旅って何が良いのかをみんなで話しました。


他には、町の酒造の日本酒の飲み比べをしたり、ボードゲームをしたりと夜遅くまでワイワイしていました。
学生時代の旅行みたいですよね笑
2日目
10時 雪かき


夜遅くまで起きていたこともあり、2日目はゆっくりのスタート。
まずは雪かきのお手伝い。
夜も雪が降っていたみたいで、昨日は道が見えていたところも朝は真っ白に。
雪国の積雪量の多さにびっくりしました。
雪かきのゴールはガスメーターを探すこと。
道を進みながら家の奥の方まで行き、無事見つけられました。


雪かきはやり方を間違えるとすぐ腰に来てしまいます。
3年前にも新潟で雪かきをした際は、次の日筋肉痛がひどくて大変なことに…
今回は体全体を使うことを意識したので、筋肉痛は大丈夫でした笑
1時間程度の雪かきでしたが、かなり体力を使いました。
雪国の人はこれを毎日行っているとのことで、皆さんの体力にびっくりです…



余談ですが、「ジョセササイズ」という雪かきをエクササイズと捉える考え方も出てきているみたいです
11時 朝食
雪かきのあとは朝ご飯を昨日お会いした人と一緒に食べました。
地元のお米を土鍋で炊いたご飯やこの後訪れる山﨑糀屋さんの味噌を使った味噌汁などをいただきました。
雪かきで体を動かした後だったのもあり、とっても美味しくいただきました。




12時 山﨑糀屋


明治元年から続く老舗糀屋の6代目の女将とお話させていただきました。
糀が持つ健康や美容の話、昔と変わらない味噌づくりの話など、たっぷりと1時間。
特に興味深かったのは、材料の大豆を薪で焚くお話。
「サンマを炭で焼くと、どこから焼けていくか分かりますか?」と聞かれました。
炭火だと、遠赤外線の効果でサンマの内臓から焼けていくそうです。
一方、ガス火だと表面から焼けます。
薪火を使うことで、内側からじっくりと熱を通しトロトロと柔らかく煮上げるためだったのです。
このように興味深い話ばかりだったのですが、女将は最後に「若い人は知らないでしょ」と。
女将のものづくりのこだわりと日本の伝統が伝わっていない現状を感じました。
日本中にまだ知らない、魅力ある商品が溢れています。
旅行をするとそんな商品にたくさん会えるのが楽しみのひとつなんです。




13時 津川温泉


2日目は町の温泉に行くことができました。
昨日休館だったのは、入口や駐車場が雪で埋もれていたからとのことでしたが、除雪が終わり営業が再開されていました。
ここが埋まるくらいの雪ってそんなに降るのか…
ここはとろみのある温泉が特徴。
美肌の湯としても有名とのこと。
観光向けの場所ほど湯船がたくさんあるわけではありませんが、人も少なくゆっくりとくつろげました。
湯上がりは週末限定のカフェで、店主が焙煎からこだわったドリップコーヒーを楽しみました。


14時 風舟


カフェ、ライブラリー、コワーキングスペースの複合施設「風舟」。
施設の方をお繋ぎいただき、会いに行くために伺いました。
ここでは驚くべき出会いが…
地元のブックオフを4軒周っても見つからなかった、ずっと探していた本があったんです。
2017年の少し古い本だったということもあったのかなかなか見つからなかった一冊に出会うことができたのはびっくりでした。
旅先にこんな出会いもあるんですよね。
17時 ラーメンいっとうや


最後は新潟駅の方に戻りラーメンへ。
新潟はラーメンでも有名なんです。
訪れたのはいっとうや。
阿賀町から新潟駅へは車で1時間以上かかるのですが、週に1回は来るくらい近場のイメージなんだとか。
このラーメン屋さんもたまに食べに来るみたいです。
ラーメンは豚骨と魚介どちらも使ったスープ。
トッピングのメンマと炙りチャーシューがどちらも分厚く大きくて、食べ応えのある大満足の一杯でした。


18時 新潟駅発
帰りは新幹線で。
翌日は仕事なので疲れを溜めすぎないようにするのと、帰る時間が読めなかったので、新幹線を使いました。
ひとり旅だからこその思い出
今回は地元の方に町の日常を案内していただいた旅。
これはひとり旅だからこそできる旅だと思います。
理由①私の好みにカスタマイズされた旅行スケジュール
今回の旅はかなり私の好みに合わせてくれました。
例えば、私が地元の人と関わるのが好きという話を行きの車中で話していたから、職場の人、山﨑糀屋の女将、カフェの店主、施設の人など様々な人を繋げてくれました。
また、日常に触れたいという話で、観光地っぽいところはあまり行かず、雪かきや地元の人との交流の時間を多くしてくれました。
さらに、今回は寒波が来た直後で交通機関も乱れており、他の人との旅行だった場合は中止もしくは待ち合わせまでに多くの時間がかかっていた可能性もあります。(私も1時間半遅延していましたし)
ただ、私の時間に合わせてスケジューリングしてくださり、滞在中の時間を最大限活かしてくれたスケジュール。
私個人にカスタマイズされた旅行スケジュールがひとり旅ならでは。
理由②地元の方の受け入れ体制の問題
今回宿泊場所は地元の方の家、移動は車を出していただきました。
もし大人数で行っていたら、家に泊まることができなかったり、車に乗れなかったりしていたでしょう。
阿賀町は大きな観光地ではないため、レンタカー屋さんや宿泊施設も限られています。
もし私たちで諸々借りていたとしたら、今回のような日常に深く関わる旅はできなかったんです。


今回始めて訪れた新潟県阿賀町。
人の温かさと日常を感じた旅でした。
人との温かさに触れたい人におすすめの場所です。
興味のある方はぜひ訪れてみてください!
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