【旅のお供に】ひとりで楽しむ良さと方法を教えてくれるエッセイ<ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山>

大人気旅ブロガーのひとり行動を楽しむコツやエッセンスが詰まったエッセイ

今回はひとり旅を楽しむためのコツやエッセンスが詰まった『ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山』を紹介します。
読んだらひとり旅に出たくなる、そんな一冊です!

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

目次

筆者について

筆者の月山ももさんは15年以上温泉ひとり旅をしている「山と温泉を愛する女ひとり旅ブロガー」です。
「温泉」「登山」「一人旅」「グルメ」に特化したブログの他に、メディアの連載などでもご活躍されています。

ブログの特徴は、ガイドブックのように情報量がとても多いこと。
1軒の宿を紹介するのに1万文字以上のテキストと数十枚の写真とともに紹介されています。

この情報量の多いブログが人気で、書籍化につながっています。

読んだ感想

「ガイドブック」ではなく「エッセイ」

月山さんは「大量の情報を自分の言葉でまとめてわかりやすく整理する」ことが好きで、ブログは情報メインで書かれています。

しかし、この本はエッセイのため、ガイドブックのように観光地や旅先での詳しい情報がありません。
情報よりも旅行中のエピソードや思いから、ひとり行動を楽しむためのノウハウや、エッセンスが紹介されています。

そのため、「旅行先の情報を探したい方」よりは、「ひとり旅の様子を知りたい方」や「ひとり旅をしている気分になりたい方」におすすめです!

始めてのひとり行動から徐々に慣れていくまでの過程が見れる

月山さんは15年以上のひとり旅経験を持ちますが、最初からひとり行動が得意だったわけではありません。
よく言えば慎重、悪く言えばビビリな性格と話す月山さんは、最初はおそるおそるしていたんだとか….

しかし、「こうすれば、こういう風に考えれば、ひとりでも楽しめるんだ!」という発見を長い時間をかけて積み重ねていった結果、今でもひとり旅を続けています。

まだひとり行動に慣れていない頃、好きな小説に出てきた飲食店に行きたくなったが、ひとりでは行きにくい雰囲気があってまずは友達を誘って行った話が紹介されています。
店の様子を知ってからひとりで行くようになったとのことでしたが、この話ではひとり行動にためらう初々しさへの共感がありました。

一方、ひとり旅に慣れて3泊4日で温泉宿に連泊した話では、朝ご飯を食べて温泉に入ったら今度はお昼ご飯を食べる。そしたらまた温泉に入り、缶ビールを飲んで昼寝。起きたらまた風呂に入って夜ご飯を食べる。布団に入り、夜中に目が覚めたらまた温泉に入る。そんな日を繰り返していたことも紹介されています。

登山では、スポーツが得意なほうではなく、アウトドアな遊びが好きなわけでもなかった月山さんが始めたきっかけから登山の良さにハマり、本格的に登山に取り組むようになるまでのことが時系列に沿って紹介されています。

私も登山は以前していたのですが、改めて登山の良さを感じたのと、自分では無理だと諦めていた山に月山さんがひとりで登頂しているのをみて、自分もできるのではないかと勇気をもらい、また登山を始めようと思いました。

以前登った男体山

この本は初心者ならではの不安や戸惑いから徐々にひとりでの行動に慣れていく過程が率直に綴られており、読者はひとり旅をした未来の姿をイメージすることができると思います。

これからひとり行動にチャレンジしたい初心者も、すでにひとり行動を楽しんでいる人も、それぞれの段階に合った共感ポイントや新たな発見があるはずです。

ひとり行動を楽しむ具体的な方法まで紹介

この本は単なる体験談だけでなく、豊富な経験から見つけた「ひとり行動を楽しむためのコツ」が惜しみなく紹介されています。

ひとりで飲食店に行くためには、先ほど紹介した経験から、「まずは友達を誘って偵察」「通し営業のお店のランチタイムとディナータイムの間に行く」というひとり行動を楽しむコツを教えてくれました。
それ以外にも、喫茶店や居酒屋、高級店など飲食店それぞれ難易度別に分けて、月山さんなりの攻略方法が紹介されています。

ひとり旅についても、ぴったり温泉宿診断やひとり旅に優しい宿はどんなところか(価格設定の方法、食事提供の方法、プランの選択肢、ドリンクメニューなど)についてまとめられているため、宿選びの参考になります。

この本に書かれたコツは、すぐに実践できる具体的な内容ばかりです。
なので、読み終わった後には「よし、私も挑戦してみよう!」という前向きな気持ちになれるはず。

書籍内で紹介される厳島神社

難しい漢字にはふりがながある

石和温泉(いさわおんせん)、明礬温泉(みょうばんおんせん)など、難しい漢字にはふりがながついています。
これが地味に嬉しいポイントなんです。

今まで気になる場所を見つけてもっと調べてみようと思ったとき、漢字の読み方がわからず調べるのに苦労したことはないでしょうか?
しかし、この本はふりがながついているので、気になる場所があったらすぐに調べることができるんです!

私はこの本を読んで、「ひとり旅の楽しさってそうだよな〜」という共感やひとり登山の魅力に惹き込まれてしまいました!
また、ひとつずつの経験ごとに章が分かれており、飽きる間もなく、すいすいと読んでしまいました。
「ひとり行動ってどんな感じなの?」という方にぴったりの一冊です。

こんな人におすすめ!

・ひとりで外食、温泉、登山に興味がある人
・一度ひとり旅をしたが、あまり楽しめなかった人
・ひとり行動をしたいがなかなか一歩目を踏み出せない人

・長文の文章を読むのが苦手な人

購入はこちら

Amazonと楽天では下記から購入できます。
電子書籍版もあるので、電子書籍派の人も大丈夫です!

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この記事を書いた人

大学生の時に初のひとり旅で日本一周した際に、現地の人との交流が面白く、ひとり旅にハマる。

それ以降、旅しながら授業を受けたり、マレー半島縦断したりと学生時代は年間100泊旅をしてきた。

社会人になってからも、土日に旅をすることも多い。

ひとり旅の好きなところは、色々な出会いがあることと、自由で選択肢が多いところ。(旅行中はかなり気分屋なので)

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