「ひとりで大自然の中に入って、リフレッシュしたい」そんな人もいるのではないでしょうか。
休養学からも自然の中を歩くのは、めっちゃ良いとのこと。

以前紹介した月山ももさんの本の影響で山に行きたくなった私。
そんな私が見つけたひとりでもおすすめの山を紹介します!

ひとり旅におすすめ理由
初心者でも登りやすい
標識が多く設置されている



登山で一番怖いのは遭難。
気づいたら登山道から外れていたら怖いですよね…
しかし、鋸山は心配ありません!
分岐点には各方面の標識が設置されています。
また、分岐のときだけでなく、道中にも進捗がわかる標識が立っているので、もし登山道から外れてしまっても気づくことができます。(残りの距離がわかるのも嬉しいですよね)
他にも、場所の案内もあり、登りながら説明を読んで楽しむことができますよ。
ロープーウェーも利用可能

ロープーウェーを使うと約4分で山頂付近まで行くことができます。
「登山だからロープーウェーはいらない!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、「疲れたから帰りはロープーウェー」を使うという選択肢があるのが良いんです!
特に普段登山しない場合は、登りで疲れ切ってしまうことも…
片道であれば料金は650円と良心的なので、状況に応じてロープーウェーの利用もおすすめです。
手すりがあって登りやすい


一部急な箇所がありますが、そこには手すりが設置されています。
手すりを持ちながら歩けるので、比較的安全に登ることができます。
また、急な箇所は基本階段になっているので、スムーズに登れるかと思います。
山頂付近に売店あり


山頂エリアに売店があり、ご飯やソフトクリームが食べられます。
また、ペットボトルの飲み物も売っています。
なので、ご飯を持っていかなくても問題ないのと、飲み物も登りの分だけ持っていけば大丈夫です。
荷物を少なく登ることができるので、初心者でも荷物が軽くて楽になります。
登山者が少ない

初心者でも気軽に登山ができる山といえば高尾山を思いつく方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな高尾山は年間登山者数は年間約300万人で世界一とも言われています。
一方、鋸山の登山者数は公開されておりませんが、高尾山に比べるとかなり少ないです。
GW中に鋸山へ登山しましたが、山頂付近では人が多くいましたが、道中は人が少なく、自分のペースで登ることができました。
登っている途中に、地元の人と思われる方が「今日はGWだから混んでいるね」と話していたところからも、普段の土日はそこまで人がいないと思われます。
アクセスが良くて日帰り可能
JR内房線浜金谷駅、保田駅、東京湾フェリー金谷港より徒歩で登山ができます。
浜金谷駅、保田駅までは東京駅から最速で約2時間、金谷港は神奈川県の久里浜港から約40分です。
登山は4時間あれば下山までできるので、朝から行けば日帰りでゆっくり温泉まで行く時間がありますよ。

基本情報
鋸山(のこぎりやま)
標高:329.5m
予算:0円〜3,000円
駐車場:山頂、ロープーウェイ乗り場、登山口周辺にあり
アクセス:JR内房線浜金谷駅、保田駅、東京湾フェリー金谷港より徒歩
周辺情報
日帰り入浴
登山のあとは汗を流してリフレッシュしたいですよね。
周辺の日帰り入浴はこちらです。
かぢや旅館

1854年創業の歴史ある旅館で日帰り入浴が可能です。
登山口から一番近いです。
金谷ステーション


温泉旅館がリニューアルしてできた総合観光案内所の金谷ステーション。
日帰り入浴だけでなく、観光案内所やカフェスペースもあります。
どちらの施設も内湯のみとなっており、もし車で来ているのであれば浜金谷駅から2kmほど離れた天然温泉海辺の湯をおすすめします!
ここは海が目の前の露天風呂やサウナまであります!
飲食店
さすけ食堂


おすすめの飲食店はさすけ食堂一択。
ここはふわふわ食感のアジフライが人気のお店。
開店前から並ぶ超人気店なのですが、下山後に行くとピークも終わりすぐにお店に入れることも。
千葉県で揚がるアジは黄金色に輝く魚体と脂のりの良さから「黄金アジ」と呼ばれ、ぜひ一度食べてみてください!
実際に登ってみた!
GWの中日、鋸山へ行ってきました!
9時15分 久里浜港

今回は神奈川県側からフェリーで向かいます。
久里浜港へは横浜駅から電車とバスで約1時間ほど。
8時ごろに家を出発して、港へ到着しました。
フェリーは1時間に1本で、フェリーの時間に合わせて到着しました。
10時5分 金谷港

金谷港まではフェリーで40分ほど。
フェリー内はゆったりとしたソファ席や売店もあり、あっという間に到着です。
フェリーは大型船なので、揺れもそこまで大きくはなかったです。


10時15分 登山開始

港から登山が始まります。
登山口までは国道を歩いていると、目の前に鋸山が見えてきます。
1つの山なのか?と思ってしまうほど横幅があります。
また、日本100低山とは思えないほど、高さを感じました。

5分ほど歩くと、浜金谷駅の前を通過しました。
(電車で来るとここから歩くことになります)

登山客に人気のコロッケがある笹生精肉店が見えると、登山口はもうすぐです。

一気に自然が多くなって、山の雰囲気になってきました。

最初の分岐です。
ここで車力道コースと関東ふれあいの道コースに分かれます。
今回は車力道コースで登り、帰りは関東ふれあいの道コースで下山します。
下記マップの推奨ルート③と鋸山ロープーウェー山頂駅まで行きました。
鋸山公式サイトhttps://nokogiriyama.jp/nokogiriyama-map/

少し歩くとコンクリートの道から山道へ変わりました。

山道を進むと海が見える場所に来ました。
ここで少し休憩です。

関東ふれあいの道コースと合流しました。
標識があるので、道に迷うことはありません。
今回は山頂へ向かいます。

急な階段が続き、かなりきつくなってきました。
このあたりは登山者の歩くペースが遅くなるので、少し並び混雑してきました。
ただし、手すりがあるので、止まるときや下山の人とのすれ違うときは手すりを掴んでいられるので安心です。


山頂の手前にある東京湾を望む展望台へ。
ここは個人的に鋸山で一番景色がよかったです。
乗ってきたフェリーや神奈川県もはっきりと見れました。

囲むように椅子があるので、ここで休憩しつつ軽くお菓子など食べるのも良さそうです。
11時30分 鋸山山頂

1時間15分ほどで山頂へ着きました。
マップでは1時間20分と書かれていたので、平均的な時間でした。
山頂の景色は正直ちょっと微妙です…
木に囲まれていて先ほどの展望台のような開放感がありませんでした…
なので、休憩は展望台もしくはこれから行く地獄のぞきエリアが良いと思います。

ちなみに、山頂はインターネットが使えるので、SNSなどで使えます!

来た道を戻り、車力道コースと関東ふれあいの道コースの分岐で関東ふれあいの道の方へ進みます。


だんだんと岩壁が見えてきました。
鋸山はかつて採石が盛んで、当時の採石の後を見ることができます。
右の写真は切り通し跡で、石材やズリ(石の屑)を搬出するために、岩壁を切り抜き作った道です。
写真映えもするので、写真を取っている方が多くいらっしゃいました。

目的地の地獄のぞきが見えてきました。
ただ、思った以上に上にあり、まだたくさん登るのかと、正直思いましたね笑

急な登りが続くため、少し混雑してきました。

登り切ると管理所があります。
地獄のぞきは日本寺の境内にあるので、ここで拝観料(700円)を払います。

日本寺は約1300年前、聖武天皇の勅詔を受けて、行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所(天皇の命令によって国家鎮護・玉体安穏などを祈願する社寺)。
太平洋戦争の戦没者や交通犠牲者の供養のために、石切場跡に彫られた百尺観音など、散策しながらお参りができます。

ついに有名な地獄のぞきに着きました。
天気が良くて景色もばっちりです。
突き出た岩の景色が他には見れない景色できれいです。

ただし、地獄のぞきへはかなり並んでいました…
並ぶのは好きじゃないので諦めて山頂を散策します。

すると、地獄のぞきと同じような場所を発見しました。
しかもあまり並んでいない!
なので、行ってみましたが、正直このアングルとあまり景色が変わらないのが本音です….
地獄のぞきを写した写真は多くあるのに地獄のぞきからの写真があまり出回っていないことがわかりました。
もし並ぶのが苦手であれば、並んでまで見なくても良いかもしれません。

ちょっと小腹が空いたので、下山前にロープーウェーの駅の方まで行きました。
ここに食堂があり、ソフトクリームを食べようと思います。

地獄アイスが有名みたいですが、汗もかいていたので、今回は塩ミルクにしました。

食堂の前のベンチでこの景色を見ながら食べるのはすごく良かったです。

ロープーウェーの山頂駅には山頂の標識があります。
本当の山頂は先程行った場所ですが、正直ここの標識の方が写真映えはします…笑

帰りは関東ふれあいの道コースで下山します。
お昼ごろの時間ということもあり、下山する人も多く、山頂付近の急斜面ではかなり混み合っていました。


このコースは道中にトイレがあったり、標識で進捗がどのくらいかがわかったりととても歩きやすかったです。
※トイレはロープーウェー山頂駅にもあります
13時50分 下山

約3時間30分の工程でした。
鋸山の山頂から地獄のぞきまで幅広く行けたので、この時間でこんなにいろいろなところへ行けるのかと満足度が高かったです。
14時 さすけ食堂

まだお昼ごはんを食べていなかったので、ダメ元でさすけ食堂に行ってみました。
すると、ピーク時間が過ぎていたからか、10分ほど待ってはいれました。
2時間以上待つことも珍しくないお店にこんなにすぐに入れるのはラッキー。
一番人気のさすけ定食にしたのですが、アジフライがふわふわで本当に美味しいです。
実は2回目だったのですが、すでにまた行きたくなっています。
次回はアジフライの量が多い、アジフライ定食にしようかなと思います笑
16時 海辺の湯 久里浜店

お昼ごはんを食べた後は、さっぱりしたくお風呂に行きました。
ただし、今回は鋸山周辺ではなく、フェリーに乗って、久里浜港の近くの場所にしました。
理由は2つ。
①露天風呂とサウナがあるから
登山口から徒歩で行ける場所はどちらも内湯のみでした。
せっかくなら、露天風呂やサウナでゆっくりしたいと思っていました。
②鋸山周辺は混んでいると思ったから
私と同じように下山後にお風呂に行きたい人は多いはず。
だから、鋸山周辺は利用者が多いのではないかと思いました。
HPには「混雑時には周辺の入浴可能な施設を案内します」といった案内もあり、混んでいるとゆっくりできないと思い、周辺の施設は避けました。


そして、ここにして大成功でした。
露天風呂やサウナがあるだけでなく、ゴロ寝スペースや漫画が読める環境で、ゆっくりできる場所でした。
家に帰る前にここでリフレッシュできちゃいましたね笑
フェリーで帰る方にはとてもおすすめです!
18時〜帰宅

18時すぎにフェリーの最寄り駅「京急久里浜駅」に到着し、帰宅しました。
約12時間の旅だったのですが、フェリー乗って、山登って、美味しいもの食べて、温泉に入ってと盛り沢山で贅沢な旅でした。
移動費含めても総額7,000円ほどで、財布にも優しかったです。
鋸山いかがでしたでしょうか。
首都圏からであれば、日帰りで自然と非日常感を味わえるおすすめスポットなので、気になる方はぜひ行ってみてください!
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